MCCBとMCBの選択

サーキットブレーカの選定は、使用条件に応じてカテゴリ、定格使用電圧、定格電流、開放設定電流を選択し、製品サンプルに記載されている保護特性曲線を参考にして保護特性を選定してください。短絡特性や感度係数の検証も必要です。

配線用遮断器（MCCB）

配線用サーキットブレーカは、デバイス型サーキットブレーカとも呼ばれ、接地端子、外部接点、消弧室、リリース、および操作機構がプラスチックのシェル内に封入されています。補助接点、不足電圧リリース、シャント リリースは多くの場合モジュール設計に従っており、その構造が非常にコンパクトになっています。通常、メンテナンスは考慮されておらず、分岐回路の保護に適しています。モールドケースサーキットブレーカーには通常、熱磁気トリップユニットが含まれており、より大きなモデルにはソリッドステートトリップセンサーが装備されている場合があります。

配線用遮断器の過電流解除には電磁式と電子式の 2 種類があります。一般に、電磁モールドケース回路ブレーカーは非選択的であり、長時間遅延および瞬間的な保護モードのみを提供します。電子モールドケースサーキットブレーカは、長遅延、短遅延、瞬時、および地絡保護機能を提供します。新しく導入された電子モールドケースサーキットブレーカーの一部のモデルには、エリア選択型インターロック機能も搭載されています。

配電フィーダの制御と保護、小型配電変圧器の低圧側の主スイッチ、配電用の端末制御などに広く使用されており、また、各種生産機械の電源スイッチとしても使用できます。

小型サーキットブレーカー (MCB)

小型サーキットブレーカーは、建物の電気端子配電において最も広く使用されている端子保護装置です。単相および三相の短絡、過負荷、過電圧保護、および 125A 未満に使用されます。単極 1P、1P+N、2 極 2P、3 極 3P、3P+N、4 極 4P モデルがあります。

それらの主接点は手動または電動開閉によって操作されます。小型サーキットブレーカーは、操作機構、接点、保護装置 (各種リリース)、および消弧システムで構成されています。それらの主接点は手動または電動開閉によって操作されます。主接点が閉じた後、フリートリップ機構が主接点を閉位置にロックします。過電流解除用のコイルとサーマル解除用の感熱素子は主回路と直列、不足電圧解除用のコイルは電源と並列になっています。

非頻繁な起動時の保護と動作 土木建築物の電気設計では、小型回路ブレーカーは主に過負荷、短絡、過電流、不足電圧、低電圧、接地、漏電、二重電源自動スイッチング、および保護と制御に使用されます。頻繁にモーターを始動しない場合の動作や、他の目的にも使用できます。